近鉄の保安装置

近鉄ATS

変周式を採用しています。(減速95km/h、注意65km/h、警戒30km/h)
注意信号では、65km/hの照査を受け、警戒信号では200m手前で45km/h、100m手前で30km/h照査を受けます。
停止信号では、100m手前で45km/h、50m手前で30km/h照査を受けます。
近鉄の速度照査は国内でも最も厳しいもので、1km/h超過すると非常ブレーキが動作します。

現示が注意以下の場合は、車上で記憶され(ATS表示灯が点灯)、連続して照査がかかった状態となります。
照査速度の更新は点で行うため、途中で現示がアップしても、次の地上子までは速度を上げることはできません。
なお、減速信号では、直下でのみ照査を行っています。

停留場進入時にも速度照査があり、種別により65km/hもしくは45km/hの速度照査を受けます。
また、ATSによる速度照査をしている速度制限箇所もあり、超過すると同様に非常ブレーキが動作します。
制限速度が30,45,65km/hの場合、車上で記憶され、ATS表示灯が点灯し、制限解除箇所まで照査がかかった状態となります。
制限速度がそれ以外の場合、照査ポイントを過ぎれば速度を上げることができます(地上での照査)。

パターン式の新型ATSが併用されている路線では、駅間最高速度が常に照査されており、5km/h超過すると非常ブレーキが動作します。
(駅間最高速度は、前駅のホーム中ほどで更新されます)
なお、標識に書かれている最高速度と照査速度は必ずしも一致しない場合があります。
パターンまで5km/hに接近するとチャイムが連続して鳴動します。
また、停車駅でもパターンが発生しており、パターンに触れると非常ブレーキが動作します。

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