アナログメーターの動かし方

メーターで遊ぶための基礎知識

鉄道の計器は、大きく分けて三種類に分類することができます。ここでは種類ごとに動かし方を解説していきます。

電流計と電圧計

運転室内では速度計、電流計、電圧計などの役割を持っているメーターですが、素性としては電流計か電圧計のどちらかである場合がほとんどです。
どのタイプであるかは、目盛り板の下部に記載されていることがあります。

例えばこちらの場合、フルスケールが5mAの電流計であることがわかります。

こちらは、2.5Vで0を指し、7.5Vでフルスケールとなる電圧計です。
電流計である場合、内部抵抗は数Ω、電圧計である場合、内部抵抗は数kΩありますので、これらのメーターを手元で駆動させる場合、使用する電源電圧に適合するよう、内部抵抗を調整する作業が必要になります。
例えば、5Vを出力するマイコンで制御をしたい場合、5Vがフルスケールになるように内部抵抗を逆算します。
フルスケールが5mA/0.25Vで内部抵抗が50Ωの電流計の場合、5Vを印加した場合に5mAが流れるように、筐体を開けて内部抵抗を950+50[Ω]位に増やします。
フルスケールが7.5Vで内部抵抗が10kΩの電圧計の場合、その実態は0.75mAフルスケールの電流計ですので、5Vを印加した場合に0.75mAが流れるように、筐体を開けて内部抵抗を6600[Ω]位に減らします。

あとは、後ろの端子にマイコン等で任意の電圧を供給するだけ!

マイコン(Arduino)による電圧供給の例はこちら

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